【レポート】6/23（日）ペット災害危機管理士（R）通学認定講座２級（神奈川）

6月23日（日）神奈川県箱根町に於いて、ペット災害危機管理士（R）通学認定講座2級を開催させて頂きました。
会場のクリンゲルベア様のご協力の下、7名の受講生と1級講師講習を受講する1名の計8名を受け入れるスペースを確保し、ご自身の判断によるマスク着用と消毒を行い入館頂きました。
本日の講師はペット災害危機管理士（R）統括講師　鈴木清隆先生です。
皆さんの意識が高い事もあり、開始時間10分前には全員揃いオンタイムで開始できました。

箱根会場のペットと泊まれる宿クリンゲルベア

基調講演に箱根町役場・総務防災課・防災対策室の下川様から、箱根町の想定災害事例やペット防災対策についてお話しして頂きました。
行政の最前線で活躍されているご担当者の語りは重みが違います。

講演後の感想は、災害種が多い山岳地である事と、火山という地域特性を持った防災対策や、ペット同行避難の受け入れ体制が整備されていることに関心が寄せられていました。
また、当協会と箱根町役場がどうやって繋がり基調講演をして頂くまでの関係になったのかの過程を聞かれましたが、数年前からの色々なお話し進める上で信頼関係を築いてきた事などを説明しました。
これからペット災害危機管理士（R）として皆さんが地元の行政と連携していくひとつの方法としてヒントにして頂ければと思います。

災害時、場所や天候を選ぶことはできません。いつどんな時でも災害は発生します。
そしてこの講座は悪天候でも開催されます。この日は前日よりかなり強めの雨模様となりました。また、気温の乱高下が激しく、霧が周囲を覆う幻想的な環境となりました。
終了時には雨脚も弱くなりましたが、終日の悪天候。しかし、皆さんは天気の変わりやすく、気温が低い山岳地帯独特の気候を想定した服装と持ち物を準備しており、さすが2級講座を受けに来た方々だと感心しました。

7名が2班に分かれグループワークを行いました。
初めて会う皆さんにも関わらずアクション全てにおいて真剣に対応して頂き、講師からの無茶な振りにも素晴らしいプレゼンテーション能力で回答して頂きました。
各アクションに対するレジリエンス力も高く、講師もいつもより力が入ってしまったそうです。

昼食に非常食体験

色々な方々から意見を聞ける当講座を通し、新たなる気づきを得て、ペット防災に対する意識が更に高まったかと思います。
終了後も次の1級講座と2級講師講習への意欲を語って頂いた事は大変うれしく感じます。
終始時間通り終了することができました。和やかな雰囲気で開催できました事を改めて感謝します。

行動や発言、ワークの発表内容など1日を通して、ペット災害危機管理士（R）2級の審査を行い、合否結果は後日郵送になります。
これからのペット防災の輪がさらに大きく広がる予感がいたします。

＜受講生の声＞
●複数の方の視点からご意見を伺うのは、大変勉強になります。アクションを通して、そういった価値観や視点を共有させていただける場に参加させていただき、感謝でございます。
●実際に身体を動かして、屋外の環境江グループの方々と意見交換を行いながら考えていくことで、一時的ではなく経験として長く残ると思いますので、この２級講座は継続していってほしいと思いました。
●やはり対面、なかでもグループディスカッションは必須だと思いました。これは資格取得後もする方が良いのではないでしょうか。今のレベルだからこそ分かることと、レベルアップしたなりの有益な情報があるかと。
●講座全体を通して、とても内容が深く充実していると思います。ここまでクオリティが高いものはなかなかできないように感じました。
●実体験をしながら学べること、他人との話の中で気付くこと、また、先生の話の中で改めて考えさせられること、学べることは大変有意義な講座と感じます。さらに今後も学んでいきたいと思います。この雨の中の実体験も身体を使い、この場に来させていただいたことは、より一層貴重な経験でした。
●実際に発災したときの人数や被害状況など分からないことが多いなか、この講座で事前に現場でリアルコミュニケーションを通じて感覚を得ることは貴重な体験になりました。行政とどのようにかかわっていくのかをテーマに、次の1級取得を目指します。

などご感想をお寄せいただきました。1日お疲れ様でした！

ペット災害危機管理士(R)通学認定講座２級（箱根会場）の次回開催は2024年10月5日（土）です。
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